京都・貴船から鞍馬山へ
ヒャラーリ ヒャラリーコ ヒャリーコ ヒャラレーロ♪
だーれがふーくのか ふしぎーなふえだ♪
気持ちはすでに笛吹き童子か牛若丸を尋ねる気分になっています(のちに源義経)(笑)
ここは京の洛北・貴船ですが
折りしの雨からワイパーの音がせわしなく、いっこうに笛の音をイメージできません
川沿いに割烹旅館さんが軒をつらね
涼を求めてこの地に足を運ぶひとには、川床料理が供されます
むかしは、おしのびの待合だったりしたそうですが、いまはとってもオープン、観光名所になっているようで、たくさんの人でごった返していました(笑)
貴船と鞍馬山は、お隣同士のように接近していて、京中央から山陰へ抜ける道を右へハンドルをとると貴船へ
左にゆくと鞍馬山でした
鞍馬寺です
鞍馬寺の脇の路を、さらに上へ、上へのぼってゆきますと
火の神様で知られた由岐神社があり
大きな杉木が植わっていました
大杉さんといって、京の人々に慕われ、願掛けなどなさる方もあるようですが
この大杉の樹齢は800年とありますから
牛若丸生誕の1159年に、この杉はなかったのですね
ここまでのぼってきても、まだ笛の音は聞こえてきません(笑)
笛吹き童子も牛若丸、源義経も、映画になったり、歌舞伎や舞いになったり、近年ではTVの大河ドラマになったりしていますが
こちらが懐かしく思い出すのは、耳に記憶したヒャラーリ ヒャラリーコー♪
(調べてみると、1953年にラジオドラマとして放送されていました)
その笛吹き童子(牛若丸)がヒラリ、ハラリと、京の五条大橋で大男の弁慶を破ったので、カッコイイったらありません
以来、わたしのヒーロー像の原点となった節があります(笑)
修行先の鞍馬ってどんなところだろうー、一度、たずねてみたいなぁーとおもったはずですがー
京には何度も来た事があるはずですがー、すっかり忘れたまま時が過ぎ、なにゆえか今回は思い出し、鞍馬へやってきたというわけです
想像では、もっと溪峻な山をイメージしていましたが、実際はそんなに険しくもなく、しかし、山を舞うように飛び降りてくるには険しい山なのでした
義経のお墓のようです(あちこちにあるようなので、どれが・・・)
篠笛を上手にあやつった牛若丸を偲んでの碑でしょうかー
みみを済ましますが、ヒャラーリ ヒャラリーコの笛の音はしっかりとは聞こえてこず
かすかに、私の心の中で笛の音がなったような気がしただけ・・・
ここまで登ってきても京都はすみずみまで、人の気配のする街だったのでした
山路にあった赤い実をつける木(ミズの木かも)は、聴いたことがあるのでしょうか
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