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2010年1月16日 (土)

川喜田半泥子のすべて展に行ってきました♪

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川喜田半泥子展が開かれていると聞き、銀座の松屋まで出かけてきました

ご存知かと思いますが半泥子さんは、企業人として百五銀行頭取を二十数年にわたって務められる一方、趣味道楽として陶芸を愉しまれた方です

その道楽ぶりは幅広く、陶芸、書画、写真、建築、長唄、参禅、文筆など、とりわけ陶芸は、半泥子さんが範とした光悦、乾山をしのぐのでは、と見られる方もあるほどです

気分のおもむくままに、何から何まで自ら取り組み(窯までご自分で作られたのですから~~~凄い方です!)、ユーモラスにひょうひょうと~~~

これを見逃すといつまた出会えるかもしれず、会場まで足をのばしました

会場内は、撮影厳禁ですので、会場にて入手致しました図録と絵葉書にて、ほんの少しだけご紹介したいと思います

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左 黒茶碗 銘「有馬山」   右 黒茶碗 銘「すず虫」

左のお茶碗は、半泥子さん80歳の作品とありますが、右の制昨年は、不明となっています

窯は、最初、津市の千歳山に有りましたが、その後、戦争をはさんで進駐軍に没収され、昭和21年には近くの広永というところに、広永陶園が拓かれました

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左 赤楽大茶碗 銘「閑く恋慕」   下 粉引茶碗 銘「雪の曙」

半泥子さんと同時代を生きた陶芸家に荒川豊蔵、金重陶陽、三輪休雪、北大路魯山人、石黒宋磨、加藤唐九郎など、怱々たるメンバーがありますが、半泥子さんは、前出三人の方々と「からひね会」をつくり、良く千歳山に集まって、陶芸談議に花を咲かせたとか

陶芸の境地を高める会だったようです

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左 鼠志野茶碗 銘「一トめぐり」   右 鼠志野茶碗 銘「かま場」

半泥子さんが範とした方には、先にあげた光悦、乾山がありますが、このほかいろいろな方々に私淑され(省略させてくださいね!)、なんでも凄い集中力で吸収されたそうです

禅僧では仙崖和尚さんを崇敬なさっていたそうです(こちらも大好きでしたので、嬉しい!!笑)

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左 鬼板釉茶碗 銘「ヤシノミ」   右 井戸手茶碗 銘「渚」

こちらは、初期の頃の作品です

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飴釉茶碗 銘「ゆかりの松」

半泥子さん、52歳の時の作品で、たしか敷地内にある松の根元から採取した土から出来たお茶碗だったように思いましたが、定かではありません

半泥子さんは、良く出来合いの土を使うな、土は、自ら探せと後輩の方々に指導なさったとか

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書画いろいろです!

おもちの上に、ネズミかと思える顔がありますョ~~~(笑)

半泥子さんの数ある号のなかに「其飯」というのがあり、これはそのままの意があるそうですが、こちらの書画では、大方、「無茶法師」の号が用いられたようです

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自画像です!

半泥子さんは、企業人としての仕事から戻ると、お夕飯もそこそこに近くの窯場に向かい、茶碗づくりに、このように~~~

一時は、一日100個の茶碗の成型(ろくろまわし)を毎日つづけられたそうです!

半泥子さんの晩年の句に

「秋晴れや おれはろくろのまわるまま」がありますが、人生謳歌、禅の境地に入られた句のように思えてなりません

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狸の香合です!

なんだかお茶会が愉快になりそうな、ユーモラスな香合でした!

川喜田半泥子のすべて展は、1月18日(月)まで開催されています

お時間のある方は、どうぞ、銀座の松屋まで

またとない展覧かと思います

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コメント

東京は、いいですね♪
有名な作家の個展が、度々見られて・・・・
「大いなる田舎」の愛知では、ほとんど機会なし・・・・(笑)
半泥子さんの作品は、どれも個性的ですね。

投稿: わいわい | 2010年1月17日 (日) 00時21分

マルコさん こんにちは♪

どれも趣のある器たちですね~。
ひとつひとつ ぬくもりを感じる素敵な作品です。
絵もお上手なんですね~ 多才な方なんですね。
陶芸。
私とっても興味があるんです。
いつか自分で器を焼いてみたい。 夢なんですよ~^^

> 今週はまた 最高気温も20℃を超えるそうです^^
沖縄の真冬は、ほんの一時ですね^^
でも また寒さはやって来ると思いますけど・・
連日の鍋料理、美味しいから良いんです(^_^)v
我が家も お鍋料理したいな~^・^

投稿: mana | 2010年1月17日 (日) 11時36分

わいわいさんへ

そうですね~~東京の取り得は、そんなところかも~~~!(笑)
反面、畑のことを思うとトホホですから~~~(笑)
半泥子さんというと、そちらはお膝元に近くていらっしゃるのですから、そのうちきっと、名古屋あたりで開かれるのでは?
今回の展覧は、主催 石水博物館、朝日新聞社とあり、企画協力 耕人社となっています
会場は、けっこうの人手でした!
見たいコールで、名古屋でも開かれるといいですね!
半泥子さんのお茶碗は、一度だけ手にしたことがありますが、ふっくらとたおやかで、とても手におさまりのいいお茶碗でしたョ~~~

投稿: マルコ | 2010年1月17日 (日) 12時15分

manaさんへ

そうなんですョ~~~!半泥子さんのお茶碗には、なんでも暖かく包み込んでくれるような、ぬくもりがあります♪
絵も書も清清しくて、さらりと酒脱~~~
思わずこちらの気分がやわらぎました
癒しの効果のあるものが、たくさんでしたョ!
写真にもある粉引の「雪の曙」のお茶碗で、居心地のいい和室で、お茶がいただけたらなぁ~んてね、ちょっとだけ空想したりしながら拝見してまいりました(笑)
毎日のお料理を楽しまれているMANAさんが、ろくろに向かわれるの図、凄く、いい~~!
ぜひぜひ、きっと実現されますように!
沖縄は、またまた暖かくなっているようですね!
ご家族のみなさんが時間差食事ですと、なかなか鍋になりにくいのでしょう~~~
一週に一度くらい、みんなが一堂になるといいですね~~~むずかしいの~~~???

投稿: マルコ | 2010年1月17日 (日) 12時40分

全く存じ上げませんでしたが・・・ 銀行の頭取さんにして芸術家・・・
スゴイです・・・ あり得ないような、ホントの話なんですね~
それにしても個性ある器ばかりですね・・・

普通会場は撮影禁止ですよね・・・ でも、絵はがきの写真でも十分凄いな~って感じが伝わります。
オイドンは焼き物のことはよく分りませんが、ちょっともったいなくて使えないような・・・
でも、使わないと意味がないのが器なんですよね・・・

投稿: ワル猫です | 2010年1月17日 (日) 20時57分

ワル猫さんへ

そうなんですョ~~有り得ないような、ホントの話なんです!(笑)
個性ある器という印象をお持ちの方が多いようですが、半泥子さんのうつわは、いろいろな土(一般的に、成型はむずかしいかもしれないと思われるような土も含まれています)が試されていますので、ろくろがまわるまま、だましだまし成型して出来たカタチ、それが茶碗としておもしろい、と取り上げられたのもあるように思います
限られたスペースでのご紹介なので、いろいろあった方がいいかなぁ~~~と!
その結果、個性的という印象をもたれるような構成になってしまったのかなぁ~~~と思っています(笑)
お茶碗は、どれも、物語を持っていて、見ていて楽しいものでしたョ~~~
絵ハガキや図録だけでしたが、半泥子さんのご紹介ができて、良かった~~~!
ホント、魅力的な方なんです!
展示されていたお茶碗も個人蔵をはじめ収まるべきところに納まったものばかりです
使われている方も、未使用かなと思われるものも
私自身は、どんなものでも使うようにしていますが、後世に残したいと考えて、使わずにいらっしゃる方もあるようですョ~~~

投稿: マルコ | 2010年1月18日 (月) 09時45分

マルコさん こんにちは♪

週末だけは 家族ごはんですよ^^
平日は 子供たちも夫も それぞれ バラバラなんです。

>え??
そちらでもてびち入りのおでんが食べられるのですか?
あらまっ そうですか~ それは驚きです(^^)
牛すじも コラーゲンたっぷりですね^^
今日はとても暖かいです~。
今週もがんばりましょうね♪

投稿: mana | 2010年1月18日 (月) 15時14分

そういえば、今東京ドームだっけだか・・キルト展やってるんでしたよね~。
さすが、文化の中心・・東京にいると、何でも見られていいですよね~。
陶芸も凄いですけど、表看板の書がすばらしいですね・・。

投稿: coco | 2010年1月18日 (月) 18時21分

manaさんへ

平日だけが、バラバラなんですね~~~!
土・日は、みなさん揃ってお家ごはん!
鍋もできますね~~~!(笑)
こちらには沖縄料理の専門店がたくさんあり、そこでテビチ入りのおでんに出会ったことがありますョ!
一般的なおでんには、牛スジですけど~~~
はい!今週も元気よくですね!(笑)

投稿: マルコ | 2010年1月18日 (月) 21時10分

COCOさんへ

そうそう、キルト展もやっています!
COCOさんは、陶芸よりキルトの方がお好みだったかしら~~~!?
明日までだったかな?どうだったかな?
世界中のいろいろなキルトが展示されているようですョ!
表看板の書は、半泥子さんの揮毫で、号の下は、花押ですョ~~~!
揮毫と花押を拡大して用いたものだと思います

投稿: マルコ | 2010年1月18日 (月) 21時21分

マルコさん こんにちは♪

>はい、マルコさん。
あのカレーの味は二度と作れないでしょう~^^
同じように 同じ材料を入れてもね~。
だから 料理っておもしろいのかも知れませんね(^_^)
沖縄に雪は叶わぬ夢ですが、
いつかまた 雪の降る頃、本土へ旅に行きたいものです。

投稿: mana | 2010年1月19日 (火) 16時19分

 余り其の方面は良く存じませんですので、川喜田半泥子さんは初めて知りました。
 超一流の経済人で有り、陶芸始め、書画、写真、建築、文筆など多方面での多才な方なのですネ。
スポーツマンや芸能人等、その道で一流の方は他方面でも秀でてらっしゃるものなのですネ。
 今回紹介されてます陶芸の品々は凄く一流の品でありながら何処かほのぼのとした暖かさが感じられる作品が多く感じられましたね。
 本当に東京は一流の博物館、美術館等数多くて接する機会に恵まれてますね。

投稿: 久米仙人 | 2010年1月19日 (火) 18時59分

manaさんへ

ほんとですね~~~!
同じ材料を使って、同じ料理をつくるのって、至難の技ですよね!
毎日、かわらない、安定した味をつくるのがプロの仕事と聞きますが、それもたいへんなことのようです!
人間ですから、いろいろあります~~~!(笑)
manaさん!雪の降る頃、北国で、軒先に下がるつららを折って、ビールをオン・ザ・ロックというのは、どう~~~!?

投稿: マルコ | 2010年1月19日 (火) 23時18分

久米仙人さんへ

てっきりご存知かと思っておりました!
魯山人や加藤唐九郎を知る方は多いのに、半泥子さんとなると知名度が落ちるのは、なぜなのでしょう~~~!
お茶碗は、とてもいいんですョ~~~!
なので、腑に落ちないところがあります~~~
仰るとおり、一流と言われる方は、どの分野の方も素晴らしいですね!
専門分野外のことにも、何処かハッとしますもの~~~
なににでも、才能星が、煌くのでしょうね!
ほのぼのとした暖かさを見てとっていただけたのですね!
ご紹介した甲斐がありました!(笑)

投稿: マルコ | 2010年1月19日 (火) 23時38分

出遅れてしまいましたが…
粉引茶碗 銘「雪の曙」に一目ぼれですぅ~
夜中じゅう雪がしんしんと降って、
早朝に外にでたら、雪はすっかり止んでいて…
真綿のようなふっくらとした山にちょうど陽がにじむように上がってきてる~感じ?
勝手に物語を作れそうです(笑)
すごい経歴の方なのですね。幼くして家督を継がれて…
いろいろご苦労があったかと思いますが、影がないです。あっけらかんとおおらかで優しい…
それにとても茶目っけのある方ですネ。
書の「おまえ百までわしゃいつまでも」とか(笑)
陶芸をしている自画像だって、輪郭はしっかり描いているのに、作品はぼかしていたり…
狸の香合に至っては、お腹のたれ具合がまた絶妙で~!!
これ、いいねって言ったあとで思わず微笑みたくなるものばかり。
素敵な方にお会いできました。ありがとうございます(o^-^o)

投稿: gerogero | 2010年1月22日 (金) 20時38分

gerogeroさんへ

うわぁ~~GEROGEROさんのお茶碗の見方は、まさしくアーチストの眼ですね~~~!凄いです!!
雪の曙のお茶碗は、この写真より実物の方がうんと良くて(なにしろ素人のデジカメで撮ったものなので~~笑)、仰るように、ふっくらと降り積もった雪に、朝の陽が、それこそお茶碗のなかに、春の曙を表出しているといった印象でした~~~!
他には、産い、柔らかい、丸い、暖かい、無垢、誕生などのイメージを持ちました~~~!
gerogeroさんも一目惚れなさったのですね!
実は、家人もわたくしもこのお茶碗にくぎづけになってしまって、しばらくその場を立ち去りがたく、最後にもう一度会ってから会場を後にしたくらいでした(笑)
そうなんですョ!百五銀行へ入行なさったのは成人して後のことで、それまでは、家業の木綿問屋を幼くして継いでいらっしゃるのですから~~~
とても考えられない経歴をお持ちの方です!
そうそう、影がない、おおらか、茶目っ気たっぷり、暖かで、そして、スケールが大きいの~~~!
句も絵も、焼き物も、それこそ展示されているものすべてに感慨深い展覧でした~~~
おまえ百までわしゃいつまでも、なんて最高にいいですよね~~~
こんなこというひと、昔はけっこうあったように思うのだけれど、この頃、出会わない~~~残念!
魅力星人、現われてくれないかなぁ~~~


投稿: マルコ | 2010年1月22日 (金) 22時38分

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