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2008年9月 8日 (月)

近江の孤篷庵と小堀遠州

Dsc05266 近江の孤篷庵を訪ねたのは、伊賀、信楽、琵琶湖への旅のおわりでしたーーー

ええっ!!??近江に孤篷庵!!??

滋賀ナビという案内書にのっていますーーー確か、孤篷庵は、京都の大徳寺にだよねぇーーー

行ってみましょうかーーー

雨の降るなか、カーナビにインプットしてーーー水田のなかをひた走りました

間に合うかなぁーーー拝観時間にも限りがあるわよねぇーーー

ああ、ここーーー萩の花が咲きはじめていましたDsc05265

山門をくぐりーーーDsc05263

玄関先で、こんにちはーーーと問いますが、音沙汰なし

もう一度、ごめんくださーいと声をかけてみましたーーー

脇の家屋から、この近江孤篷庵を守ってらっしゃるのかな、と思われる方が出ていらっしゃりーーー

今日は、どしゃぶりの雨やから、もうどなたもおへんやろう、とカギをしめてしまいましたーーーよう、おこしやす、どうぞーーーと、案内してくださいましたーーーDsc05253

右から、孤篷とありますーーー

この孤篷には、菅などでできた一艘の舟の意があるそうで、遠州さんが大徳寺春屋宋園禅師よりいただいた号からきています

Dsc05252 玄関先の壁に、禅寺で時をしらせるときに打つ雲板のような紋がありましたーーー

小堀遠州は、お茶を古田織部に習い、大徳寺春屋宋園 のもとに参禅し、天皇家、徳川家、そのほか各地の大名から請負事業の多かった、現代にたとえるなら建築家、作庭家、アート・ディレクター、茶家のようなひとです

武家といわず宮家にも通じたことから和歌を解し、そのお茶は、綺麗わび゛の茶といわれていますーーー

どんなお庭なんでしょうーーー

Dsc05261_2

向かって左側の方に、琵琶湖を模した池があり、正面には、遠州流庭園でおなじみの舟石などの石組みがあるらしいのですがーーー雨で、暗すぎてーーー良くわかりませんでしたーーーDsc05267

ここを訪ねるまでは、もしかしたらーーー遠州さん直々の庵かも(遠州さんは、長浜市遠州町生まれで、このあたりは領地だった)と期待してしまいましたがーーーここは、遠州さん亡きあと、二代目宋慶のとき、最初禅寺として開山され、遠州家のひとびとの修行の場であり、菩提寺でもあったそうですーーー

Dsc05259 玄関から上がって三間つづきの庵に、皆川月華氏が手がけた松竹梅の染彩画による襖絵がありましたーーー

玄関からスグの間の梅です!!

Dsc05258同じく、海面を配した梅ですDsc05256

雪持ち竹ですーーーDsc05257

つばめだと思ったのですが、どうでしょうーーー

梅雨時の雨かとも見えましたーーーDsc05260

最後は松の間でしたーーー

竹の間には、小堀家ゆかりの方々の位牌があり、この間には、最後の禅師の位牌がまつられていましたーーー

今は、少しの拝観料と近隣のゆかりの方々で守られているのだとかーーー

Dsc05270 孤篷庵を後にして帰途を急いでいると、この辺一帯の町並みの家屋に、ベンガラ色の壁やら桟が目につきますーーー

ああ、もしやーーーこの町の方々は綺麗わびの遠州さんを偲んでこの色をもちいていらっしゃるのかしらーーー

これは、憶測でーすDsc05269

雨にけむる町に別れをつげて、米原駅へと急いだのでしたーーー

ちなみに遠州流のお茶は、遠州さんから数えて13代を迎え、東京・新宿に宗家があり、綺麗わびちゃが伝播されていますーーー

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コメント

やはり いいですね~♪
緑の山々に囲まれた 奥深い色合いの景色・・・・・・。
マルコさん、
私は、雨のせいで より一層、風情を感じる景色に見えます。
かなり どしゃ降りだったんですね。
ふ~ん ふ~ん・・・・歴史の勉強になります。

これまた、情緒を感じる襖絵です。
日本人って、四季折々をとても大切しているのだな~
とつくづく感じます。

投稿: mana | 2008年9月 9日 (火) 14時45分

manaさんへ

探し物の旅って、おもしろいですねーーー
わくわくしてきてーーーまさか、こんなに山深いところまでーーーとは思いませんでしたものーーー
うふふーーー雨の方が風情があっていいですかーーー
どしゃぶりのずぶ濡れでしたが、こちらもより一層、探検的高揚感があったかもーーー(笑)
襖絵、いいでしょうーーー
案内に出てくださった方は、どうぞ、ごゆっくりと言って、いつの間にか姿を消され、写真に収めてもよろしいですか?と伺ったら、ええ、なんでもーーーですって!!
家人に手伝ってもらって、この襖絵を撮ることができましたーーー
古い建物で、たてつけがよくなくーーーなのでした!!
時間があれば、ゆっくりした時を持ちたい空間でしたョーーー♪

投稿: マルコ | 2008年9月 9日 (火) 21時51分

雨の中、そこはかとなく情緒漂い いい感じです。
しかし、マルコさん行動的ですね。
思い立ったら吉日、一直線に突き進むその性格好きだなぁ。

♪雨にけむる町並を 息をきらしてかけ続けた ♪
この記事を見てると なぜかこの歌を自然と口ずさんでいます(^^)

投稿: トマオ | 2008年9月 9日 (火) 22時43分

トマオさんへ

小堀遠州という人物に興味はあるのだけれどーーー利休さんほど、物語になっていないのでーーーヒントがあれば、自分でかぎわけるっきゃないのかなぁーーーと!!
それで、思い立ったら吉日でーす(笑)
我が家は、ふたり揃ってこういう旅が好きなんですーーー(笑)
雨にけむる町並みを~~~~って、どなたが歌うどんな歌なのでしょうーーー??
残念ですが、どんな歌なのか解らず、トマオさんのお気持ちをはかりにくいかなぁーーー今度、教えてくださいね♪

投稿: マルコ | 2008年9月 9日 (火) 23時08分

しっとりとしたお庭にくぎ付けです~(^^)
いいですね…
雨だからいっそういいのかも。
続く襖絵の世界も、しばらく拝見していなかったものばかりですんごく得した気分です。
うちの旦那さまはこういう世界が好きなので、暇になったら京都をブラブラしようねって言ってもう何年過ぎたことか(笑)
マルコさん、フットワークいいですね。
時間はつくるものですね。

知らないことばかりで、↑で知っている?のは古田織部だけでした。
といっても、名前だけですけど(^^;)これまた出所はマンガなんで(爆)

投稿: gerogero | 2008年9月11日 (木) 00時17分

gerogeroさんへ

やつぱりーーー雨がしっとり感を演出してくれたようですねぇーーー
晴れていたら、下駄をおかりして庭先に降りてみたかったのですがーーー残念!!
gerogeroさんちのご主人は、純日本的な世界がお好みなのですねーーーもしかしたら気があうかもーーー♪
うちにも、そのうち暇ができたらーーーというの、たくさんあります!!(笑)
一度旅に出たら、足取りは軽くなるのですがーーー出るまでがなかなかでーーー(笑)
奈良も行きたいところですーーー
古田織部、どんなマンガにでていたのでしょうーーー??
この方も、物語っていうか、資料が少ない方なのですョーーー

投稿: マルコ | 2008年9月11日 (木) 09時17分

9月の飛び石連休に、主人が休めそうなので、
どこかへ旅行にと思っています・・。
温泉よくて、料理がおいしくて、のんびりできるところ~。
なかなか候補地が見つかりません~。

投稿: coco | 2008年9月11日 (木) 22時54分

cocoさんへ

あらつ、いいですね!!
涼しくなってからのご旅行、あれこれ悩んでいるうちが又、たのしいんですよね!!
こちらは、家人の実家に行って、お墓参りかなぁーーー
温泉はもちろんだけどーーーお料理の良し悪しは、もしかしたら最優先課題かもーーー

投稿: マルコ | 2008年9月11日 (木) 23時52分

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